Our Story

米袋事業を行う意義について

お米や小麦を運ぶ際に使われる樹脂袋をご存知でしょうか?耐久性に優れており、米麦用の運搬だけでなく、災害時の土囊袋に使用され、海外では一般的に使われています。しかし、近年の国内における需要は、フレコン(フレキシブルコンテナ)と紙袋へ移行し、国内における米麦用の需要は大幅に激減し、さらに、海外から輸入された安価な製品に押されています。そして、米麦用樹脂袋を一貫製造できる工場を持つ企業は最後の一社となってしまいました。

もし、国内で米麦用樹脂袋の生産が止まり、海外からの輸入が困難になった場合どうなってしまうのでしょうか?例えば、お米を運ぶことも、土嚢袋をつくることも困難になるかもしれません。昨今のコロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻等の国際状況も考慮し、近い未来に起こり得るかもしれません。

私たちは、原反(ロール)から一貫製造できる日本唯一の機械を保有しています。生産を止めることなく、動かし続けるにはどうすればいいのか?考えた末に米麦用樹脂袋を生地を使い、COME SACK(カムサック)という商品を開発しました。多くの方に商品を手にとっていただき、日本で唯一の工場を守り続けたい、米袋を使用した商品を開発し、多くの方に商品を手にとっていただきたいと強く思っております。

COME SACKができるまで

1. 日本唯一の米麦用樹脂袋の織り機での織り作業

多数の糸から機械を通し筒状の原反が造られていきます。糸の補充、架け替え、機械の点検と最初から最後まで、目を離さず原反を仕上げていきます。

2. 珍しいレトロなゴム製判での印刷工程

出来上がった原反に必要な表示を印刷しながら袋状にカットします。印刷、織の出来上がりをチェックし、良い製品だけを選び縫製加工します。

3. 一つ一つ手作業でのミシン工程

印刷、カットされた樹脂袋は、一枚一枚環縫いを行い、使い易く安全安心な製品に仕上げます。

4. 検品

出来上がった製品は一つ一つ問題がないか確認し、お客様の元へお届けします。

北日本製袋 株式会社

北日本製袋株式会社は岩手県紫波郡矢巾町に米穀用麻袋工場として昭和41年(1966年)創立。以来、米麦用容器、米穀事業、農業資材事業を通じて、地域と共に歩んできました。国内で唯一残った米麦用樹脂袋の原反を作れるサーキュラー工場を存続させるため、新たにコンシューマー向けの新商品の開発を進めています。

【代表者】
代表取締役社長 田代幸司

【事業内容】
米麦容器、クロス袋、農業用ビニールの加工農業 資材、種子等の販売 業務用米、醸造用米、主食用米の販売

本社

〒028-360
岩手県紫波郡矢巾町西徳田8-96-1
TEL:019(697)1881

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